兼業農家の米づくり

私は、兼業農家です。日頃より、安心・安全なおいしい米づくりをしたいと思っていましたので、令和元年にあわせたわけではありませんが、以前より興味がありました「還元塩ミネラル農法」(圃場に塩をまいて米を作る)で米を栽培してみました。結果は、食味についても良好で、農薬の削減もできました。というわけで、令和2年は還元塩ミネラル農法+αでパワーアップし、特別栽培米の基準、農薬5割削減・化学肥料5割削減を目標として、スタートします。

令和5年産の状況

 令和4年産は、台風14号の風で散々な結果でした。さて、今年はどうなることでしょうか。

 昨年と比較して変更点を説明します。

①品種の追加 くまさんの輝き

②種籾の消毒方法 化学農薬使用から温湯消毒へ変更

③塩の散布方法 手で撒いていたのをトラクターで散布

④穂肥(追肥)の実施 出穂の20日前に味まる4号を散布

以上が変更点になります。

 

①品種の追加 くまさんの輝き

 くまさんの輝きの特性

・極良食味(特に粘りと光沢が良好)。
・高温障害にも強く、1等米比率が高い。
・丈がヒノヒカリに比べ7~8cm低く、倒伏しにくい。
・穂数が多く、収量性が高い(ヒノヒカリ比 107%)。

以上を期待して、「にこまる」と「くまさんの輝きを」を植えています。

左がくまさんの輝き、右がにこまる

 くまさんの輝きに比べて、にこまるの苗は貧弱にみえます。

 

くまさんの輝き(6月17日田植え)

にこまる(6月24日田植え)

 今日現在の状況です。田植えは1週間の差がありますが、苗の分けつから言えばくまさんの輝きの方が進んでいます。にこまるは、苗の時から徒長が見られていましたので田植え後軽く干しましたのでその分成長が遅れている感じです。

 栽培のしやすさからいえば、くまさんの輝きですが、評判では食味があまり良くないという話を聞きますので、米を購入してもらっている皆さんに、にこまると食べ比べてもらい、来年の品種を決めたいと思います。